せっかく海外赴任してるのに、全然英語を聞き取れるようにならない。
やっぱり英語は苦手だなー。
相手が何言っているのか聞き取れないと、苦手意識を持っちゃうよね。
これから紹介する3つのポイントを習得して、苦手意識を克服しよう!
リスニング力向上がもたらすメリットは、英語の苦手意識克服以外にもたくさんあります。
具体的なメリットと、リスニング力を向上させる3つのポイントをみていきましょう。
リスニング力向上のメリット
- 会議の内容を正しく理解できるようになり、より大きな成果を出しやすくなる。
- より自信をもって他者とコミュニケーションが取れるようになり、現地社員からの信頼度が高まる。
- 無意識のうちに、スピーキング力も向上する。
ビジネスで英語を使うのであれば、リスニング力向上を仕事の成果にも繋げたいですよね。
私自身、リスニング力が向上したことで、現地社員の発言の細かなニュアンスや意図を理解できるようになりました。
その結果仕事の手戻り・やり直しが格段に減り、それまでよりも成果を出せるようになったことで現地社員からの信頼度がさらに高まるという好循環を生み出すことができました。
このように、リスニング力向上は英語に対する苦手意識克服だけでなく、海外赴任における大きな課題のひとつである、「短期間で成果を出す」ということの達成にも繋がります。
リスニング力を向上させる方法
リスニング力を向上させる方法は、以下の3つです。
- 仕事でよく使うフレーズを覚える。
- 単語をすべて聞き取ろうとするのではなく、相手の発言を音として捉え、リズムや抑揚を意識して聞く。
- カフェなど、店員や相手との会話がある程度想定できる場所で実践練習を積む。
リスニング力向上 方法①:仕事でよく使うフレーズを覚える
海外赴任されている方にとって、もっとも短期間でリスニング力の向上を実感できる方法です。
いたって簡単な方法ですが、以下のポイントを意識して行うと、効果を最大化することができます。
- よく使う”単語”だけでなく、単語を含んだ”フレーズ”に注目する。
- フレーズをメールなど文字にして”使う”そして”記憶する”。
例えばあなたが企業の採用担当者で、面接で「どうぞ椅子にお座りください。」というフレーズをよく使うとします。
さまざまな表現がありますが、その一つに”Please have a seat.”があります。
この言い回しを初めて聞いたという方でも、きっと多くの人がhaveやseatという単語自体は知っているはず。
でも、単語を知っていることと、言い回しを知っていることは全く別物です。
社内資料やメール、会議で頻繁に使われる単語が何か、どんな言い回しで使われているのか、どんな意味合いで使われているのか、是非注意深く観察してみてください。
また、リスニング力を向上させるためには、こうした言い回しやフレーズを暗記するが大切です。
さらに、それらのフレーズを”使う”ことで記憶が定着します。
メールなどで使うことで、どんな場面でどんなフレーズを使うのが適切なのか分かるようになり、その結果会議の状況を理解するスピードも上がります。
リスニング力向上 方法②:相手の発言を音として捉え、リズムや抑揚を意識して聞く
日本語で会話するとき、相手の発言を一言一句完璧に聞き取っていますか?
相手の言っていることは理解できているものの、実はポイントとなる部分しか正確に聞き取れていなかったということも多いのではないでしょうか。
たしかに日本語ではそうだけど、英語だと日本語以上に集中するし、自然と一言一句聞き取ろうとしちゃうよ。
その気持ちはよく分かるよ。
でも、それだと一定レベルまでしかリスニング力が上がらないんだ。
下記ポイントを意識・実践して、リスニング力を爆発的に向上させよう!
- 抑揚や強弱のパターンがあることを知る。
- 単語のスペル通りに話していない場合があることを知る。
たとえばYes/Noで答えられる質問の場合、語尾の音を上げます。
また、強調したい部分では話すスピードを緩めたり、その部分のみ語気を強めたりします。
英語は日本語よりも抑揚や強弱、リズムがあるため、こうしたポイントに着目してみると一言一句聞き取れていなくても、相手の発言のニュアンスを掴みやすくなります。
「Thank youをカタカナで書いて」と言われたら、”サンキュー”と書く人が多いのではないでしょうか。
でもこれ、一語一語正しく書こうとすると”サンク ユー”としなければいけないはず。
“サンキュー”と書く人が多いのは、実際にそのように聞こえているから。
一語一語に聞き取ろうとしても、そもそもそんな風に話されていないので、正確に聞き取れなくて当然というわけです。
リスニング力向上 方法③:会話がある程度想定できる場所で実践練習を積む
初めて聞く内容だと、日本語でも理解するのが難しいこともありますよね。
リスニング力を向上させるためには、まず会話を想定できる場所で実践練習を積むことがオススメ。
会話が想定できることで相手の発言の意味やニュアンスを理解しやすく、リスニング力を向上させることができます。
さらに、以下の3点を意識すると実践練習の効果が何倍にもなり、爆発的にリスニング力を向上させることが可能になります。
- 複数のシナリオを事前に想定しておく。
- 実践練習でのやり取りを録音する。
- 同じ場所/シチュエーションでの実践練習を反復して行う。
例えばカフェではガムシロップの有無を聞かれたり、サイズの確認があったり、カップに書く名前を聞かれたり。
事前に複数のシナリオを考えておくことで想定外の事態が発生するリスクを減らすことができ、落ち着いてやり取りに集中することができます。
さらに、シナリオを勧化ある過程でさまざまな英語表現を学ぶこともできます。
また、実践練習の様子を録音すると後から当時のやり取りを振り返ることができ、聞き取れなかった相手の発言を確認したり、自分の英語に改善の余地がないか冷静に考えることができます。
そしてもっとも大事なのは、同じ場所/シチュエーションで実践練習を反復して行うこと。
これにより録音データを使って復習した成果を確認することができ、リスニング力の向上とともに苦手意識を軽減することができます。
まとめ
リスニング力を向上させる3つのポイントをご紹介しました。
リスニング力の向上は他者とのコミュニケーション密度を高め、より短期間で成果を出せることを可能にします。
とはいえ、いきなりこの3つのポイントを実践するのはハードルが高い、という方もいますよね。
そんな方には、まず「英語に耳を慣らす」をオススメ。
トライ&エラーを繰り返しながらヒアリング力を向上させ、英語への苦手意識を自信に変えていきましょう!
\英語に慣れるのにオススメ! /